選挙戦術 electoral tactic 2005 8 29
今回の衆議院選挙を見ていて、
やはり、自民党は、選挙上手だと思います。
民主党は、真面目に、コツコツと頑張っていますが、
もう一押しが足りないという感じです。
選挙というものは、本来、政策を訴えるものですが、
現実には、感性に訴えるものも必要なのです。
真面目だけでは、選挙には勝てません。
選挙とは、「女性を口説くようなものだ」と思ってください。
そういうわけで、政策通と言われる政治家は、たいてい、選挙に弱いと思います。
たとえが非常に悪くて、申し訳ありませんが、
やはり、アドルフ・ヒトラーは、選挙上手だったと思います。
いろいろな思いは、あるでしょうが、
結局、選挙というものは、勝てば官軍で、理屈は、後からついてきます。
とりわけ、日本人は、「寄らば大樹の陰」、
「長いものには巻かれろ」という傾向が強いので、なおさらだと思います。
ヒトラーは、彼の著書「我が闘争」で、このように書いています。
「民衆の圧倒的多数は、冷静な熟慮より、
むしろ、感情的な感じで考え方や行動を決めるという女性的素質を持っている。
大衆の受容力は、非常に限られており、理解力は小さいが、
そのかわり、忘却力は大きい。
効果的な宣伝は、重点を、うんと制限して、
そして、これを、スローガンのように利用し、
継続的に行なわなければならない。」